興味おもむくままに綴るブログ

興味おもむくままに綴るブログ

最近の興味は、仮想通貨と暗号技術。コーヒーも好きです。

工事の音が不快に感じたので調べてみた。

f:id:tomo220:20170702171245j:plain

 

図書館に行く途中にスコール並みの大雨。

急いで図書館へ。

 

 

 

 

 

「ガガガががががががががががッッガががががががガッガッがっっg」

 

 

 

 

 

図書館内に響く騒音。今日はエレベーターの工事でコンクリート砕いてるらしい。

 

勉強しようと参考書開いたけど、不快すぎる。

なんでこの音不快に感じるんやっけ、ってことで騒音関連の本を探して読んでみた。

 

 

意外と少ない騒音関連本の中から

 

音と振動の科学 山田伸志著. -- 日刊工業新聞社, 2015. -- (B&Tブックス . おもしろサイエンス)

 

 

をチョイス。

 

 

以下、こんな感じ。

 

 

 

 

 

騒音とは?

 

        Wikipediaによると、
 
  • 典型7公害のひとつで、人の健康や生活環境に影響を及ぼす。(noise pollution)
  • 騒音は一般には不快で好ましくない音をいうが、主観的な面があることは否めないと考えられている。
  •  質的な騒音と量的な騒音(一定以上の大きさの音)がある。
 
 

価値なき音は騒音

あらゆる入力は、扁桃体大脳辺縁系の中心部分にある)が自己の生存に対する価値判断を行なっていると考えられている。
 
自分の利益にならない音は不快に感じ、利益になる場合は不快には感じない。要するに人それぞれ。
 
 

AnnoyanceとLoudness 

 
Annoyance : 音の不快感。同じ音でも聞く側の状態によって変化。(ex. ヘッドフォンからの音漏れ。)扁桃体で処理されるため個人差が大きく、状況によっても変化。
       
 
 Loudness:音の大きさ。音の価値判断を含まず、音の大小だけを判断。大脳の聴覚野が働く。
            (ex. 掃除機の音。使用者は大きな音がしていても掃除機の調子を判断する情報として捉えるので不快感は少ない。一方、周囲の住人はなんの意味もない情報なので不快。)
 
        →情報として聴いている人にとってはラウドネス。その情報のユーザー以外はアノイアンス。自分が価値あると思っている音は他人にとっては不快でしかない可能性。どんな具体例が考えられるかな。
 
        →逆に苦情を訴えるであろう人に対して、その音が価値ある情報として捉えるように工夫できれば。例)風車。騒音、威圧感、光の点滅。→オーナーになってもらって利益を得られるようにする。
 
 
 

サウンドスケープとサウンドアメニティ

 
前者は、「音の風景」。会場の雰囲気を盛り上げるために有効な音が作りだす風景。
後者は、音を含めた全体としての「快適環境」。
 
 
 

騒音の苦情は人間関係の問題

 
騒音に対する不満は、状況が改善されない場合、「人に対する不満や恨み」に変わる。近所の人と仲良くしておけば、困った時に相談できるし、うるさいけどあの人はいい人だという印象があれば、騒音の解釈の仕方も変わる。
        
日本人の控えめな性格は、騒音が不快に感じても自分の努力でなんとか対処しようとするが、ついに我慢ができなくなると、苦情を言う。しかも強く。→人間関係悪くなるよな。
 
 

2012年の騒音苦情数比較

 
    全国の地方公共団体が受理した騒音に係る苦情の件数は14,066件 環境省
    アメリカでは40,412 noise complaints that the authorities received in 2012,
 
 
Metcalfe J. 2013. Yo, I’m trying to sleep here! New York’s wonderful map of noise. The Atlantic Cities, 15 April. Available: http://www.theatlanticcities.com/neighborhoods/2013/04/yo-im-trying-sleep-here-new-yorks-wonderful-map-noise/5279/ [access 2, July, 2017]